マラウイテクノロジー

みんな大好きマラウイとサラリーマン生活

マラウイの携帯電話、数字以上に普及している印象

マラウイの携帯電話の契約数は529万人で、人口がだいたい約1600万人なので普及率は30~40%程度のようですが、少なくとも都市部ではもっと高く自分の周りでは皆、持っている印象です。また、携帯電話を持っていなくても人の集まるところには携帯電話を貸し出す人がいて公衆電話のような役割を果たしており、大抵の人が携帯電話を使ったことがあると思います。

【参考】マラウイの携帯電話の契約数
http://ecodb.net/country/MW/it_net.html

廉価な携帯端末

携帯電話はインド人系の人がやっているガジェットショップでよく売られています。単に通話を求めるだけであれば、新品を買ってもMK4000~(約1000円)程度で、中古で買えばもっと安く買えます。また、スマートフォンも売られており、これらは安いものでもMK100,000(約25,000円)以上します。

廉価なSimカード

携帯電話を街のインドショップで買ったら、次にSimカードを買う必要があります。Simカードは街やショッピングモールなどにある携帯の通信キャリアのショップで購入します。マラウイには、AirtelとTNMの2社が携帯キャリアとしてありますが、Simの価格はどちらもMK1,000以下で買えたと思います(1年前くらいに、AirtelでMK600だった気がします。為替レートが弱くなって国内はインフレ気味なので、今はMK1000くらいするかもしれません。日本円で500円はしないと思います。)。ちなみに提供されるSimのサイズは、カタログ上は、標準Simとmicro Simがあり、nano Simはありませんでした。ただし、micro Simも買ったことはないので(カタログにあっても実物が無いことがこの国では日常茶飯事)、マラウイ国外で携帯電話を買って持ち込もうと思っている場合、標準Simだけと思っておいた方が良いかもしれません。

 

通話量はプリペイド式、どこでも買えるバウチャー

Simカードを買った際にいくらチャージするか聞かれます。通話量はプリペード式でショップに行ってチャージをするか、スクラッチカードを購入しコードを入力する必要があります。スクラッチカードは店や路上など街の至る所で売られており割と簡単に手に入ります。こちらの人はかけるまえに少額のカードを購入しかけることが多いようで、残高(ユニット)を節約するために、ワン切りをされることがたくさんあります(だいたい、大した用事ではないので、こういう輩にはかけ直しませんが)。

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(携帯電話のユニット。街のいたるところで売られている。)

通話料は通常料金で同じ携帯キャリア同士の電話で10分MK200(50円くらい)という印象で、通常料金でちょっと長電話をするとあっという間にユニットがなります。ただし、電子マネーの契約をすることで時間帯によって通話料が安くなったりボーナスが付いたり、まとめて買うサービスを利用することで長時間話せたり、安くなるサービスが色々あります。これらを使うとかなりユニットが長持ちします。

とりあえずパナドール(Panadol)。風邪でもインフルエンザでもマラリアでもデング熱でも。

数日前から乾季に入りく空気が乾燥してきたこともあり、風邪とも花粉症ともつかないのどの痛みや鼻づまりの症状があり、とりあえずパナドールを飲んでいます。パナドールを飲むと症状は落ち着くし、体調もほぼ通常通りに戻ってきました。

安いしどこにでもあるパナドール

パナドールは薬局であればどこにでもおいているし、都市であれば薬局へ行かなくてもスーパーのような小売店であれば置いてあるところが多いです。値段も安く数粒からでも購入できますが、100粒や200粒入っている箱で買っても日本円で数百円で購入できます。

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(パナドール:100粒入りで300円程度)

”熱が出る前に治す”が鉄則

日本にいるときはなるべく風邪をひいても薬は飲まずに熱が出るかどうか様子を見て、、、などと悠長なことを考えていましたが、こちらだとそんな余裕はありません。熱が出てしまうと病院への移動がとてもしんどくなるし外国語で症状を伝えるのも大変です。また、医者の少ないマラウイでは常に適切な治療が受けられるとは限りません。ちょっとまずいと思ったら、とにかくまずパナドールを飲んで休む。だいたいはこれで症状が緩和されて2,3日すると通常の体調に戻ります。

バファリンは途上国では要注意

解熱鎮痛剤というと日本ではバファリンが有名ですが、医療関係の方に話を伺うと、バファリンアスピリンのような非ステロイド性抗炎症薬は、血小板の数を下げて血液をさらさらにする効果があるので、マラリアデング熱のようなウィルス性の病気の流行国での服用には注意が必要だそうです。特にデング熱はデング出血熱に発展する事があるので、デング熱の疑いがあるときはバファリンは飲んではいけません。日本で売っている頭痛薬だとタイレノールがパナドールと同じアセトアミノフェン系です。マラリアデング熱が流行しているアフリカをはじめとする途上国へ旅行するときには、バファリンではなくタイレノールを持参した方が良いようです。ちなみにマラウイマラリア流行国ですが、デングはありません。

現地の風邪には現地の薬が効く?

日本から葛根湯やルルなどを持ってきて体調が悪い時に飲んでいましたが、正直、あんまり効果は感じられませんでした。でも、パナドールは効くような気がします。体調悪くてもパナドールを飲んで寝てしまえば、だいたい翌日、楽になってます。

やっぱり現地の風邪には現地の薬が効くのでしょうか。それとも気のせいでしょうか。

マラウイあるある?停電や断水時の過ごし方。

マラウイでは電気や水道のあるところばかりではなく太陽の光や薪や炭、井戸水などでくらしている人も多いのですが、電気や水道があるところでも停電・断水がたびたび起こります。

 

乾季は停電、断水が多い

乾季になると停電、断水ともに頻度が増えてきて、今の季節は一年の中でもかなり多い時期だと感じます。停電はあったとしても1日のうち1~2時間で終わることが多く同僚が「今日、停電するかも」と教えてくれる事も多いので、どうやら計画停電のようです。同僚はラジオなどで予定を聞いているようです。

 

たまの停電はちょっとロマンチックかも 

電気が無くてもロウソクをつかって灯りをともしたり、バウラーと呼ばれる七輪のようなもので食事を作ったり出来るし、携帯やパソコンもバッテリーが持つ程度で終わることが多く、数時間停電が発生しても、生活上あまり困ることはありません。むしろ、ローソクの火を灯しながら炭火でつくった夕食を食べるなんて、自分ってロマンチック、と思うときすらもあります。

 

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断水は勘弁!

断水については、短い時で数時間、長い時は24時間以上続くので基本的に断水が発生したら、バケツを下に置いて蛇口を開けっ放しにしておきます。断水が終わると、水が出る音が聞こえるので、シャワーを浴びたり、洗濯をしたり水を溜めたりします。水を溜めていなくて断水が続くとすごく後悔しますが、ウォッチマンと呼ばれる自宅の警備員のおばちゃんが気を利かせて溜めておいてくれることが多いので助かります。マラウイは穴トイレ(穴をほって穴の開いたコンクリートのフタをつけるトイレ)が多いのですが、自分の勤務先の学校は水洗トイレがあります。水が流れるのであれば水洗の方がきれいで匂いも気になりませんが、断水の時期は大変なことになります。これならば水洗じゃない方がいいのに、と乾季にはよく思います。断水はちっともロマンチックではありません。

アフリカの桜、ジャカランダ開花。春到来。

ジャカランダの花が咲き乱れています。

 

ジャカランダの花はアフリカに来て初めて見たのでアフリカが原産かと思っていましたが、中南米が原産だそうです。

 

紫色のきれいな花を見ながら「きっと、この花を見るのも人生のうちで今年が最後かな」なんて感傷に浸っていましたが、日本でも咲いているみたいですね。

 

今年の春に熱海に新名所がオープンしたと熱海市の公式ページにのっていました。

http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=977

あー、熱海行きたい。温泉行きたい。

 

日本でも春には花粉症に悩まされていましたが、こちらにきても春の訪れとともに花粉症に悩まされます。いったいなんの花粉が飛んでいるのか皆目見当もつきませんが。

 

 今年も春が来ました。

ケープマクレア、マラウイ湖の世界遺産訪問

先月、学校がイースターで連休だったので、マラウイ随一の観光地と言われ、世界遺産にも登録されているケープマクレアに一人旅してきました。

 

ケープマクレアはレイク沿いだけあってやっぱり魚がうまい。海の魚に比べるとさっぱりしてしているので、シーフードのつもりで食べると別物ですが、なかなか楽しめます。北京などの中国の内陸部で食べる泥臭くて骨っぽい淡水魚とは大きな違いがありおいしいです。

 

ケープマクレアは随一の観光地で観光開発されており日本では味わえない素晴らしい雰囲気が楽しめる、という触れ込みだったので期待して行きましたが、開発の度合いはどう贔屓目に見ても日本の地方の一昔前に流行った観光地以下で、バリやプーケット等のアジアのビーチリゾートとは比べるべくもありません。でも、日本で味わえない素晴らしい雰囲気が楽しめるというのは本当で、田舎の湖でゆったりとした時間が楽しめたし地元の人達とも交流できました。中国人とバカにする人もいませんでした。

 

勤務先のリンベに帰ってくると街は相変わらずゴミだらけ、マーケットはボロボロの服を着て酔っぱらって自分を見かけると中国人とバカにする輩だらけで、一瞬で日常に引き戻されましたが、それを日常と感じちょっとやそっとじゃ動じなくなって来ている自分に成長なのか劣化なのか、以前との変化を感じました。

ケープマクレアの夕陽