とりあえずパナドール(Panadol)。風邪でもインフルエンザでもマラリアでもデング熱でも。
数日前から乾季に入りく空気が乾燥してきたこともあり、風邪とも花粉症ともつかないのどの痛みや鼻づまりの症状があり、とりあえずパナドールを飲んでいます。パナドールを飲むと症状は落ち着くし、体調もほぼ通常通りに戻ってきました。
安いしどこにでもあるパナドール
パナドールは薬局であればどこにでもおいているし、都市であれば薬局へ行かなくてもスーパーのような小売店であれば置いてあるところが多いです。値段も安く数粒からでも購入できますが、100粒や200粒入っている箱で買っても日本円で数百円で購入できます。
(パナドール:100粒入りで300円程度)
”熱が出る前に治す”が鉄則
日本にいるときはなるべく風邪をひいても薬は飲まずに熱が出るかどうか様子を見て、、、などと悠長なことを考えていましたが、こちらだとそんな余裕はありません。熱が出てしまうと病院への移動がとてもしんどくなるし外国語で症状を伝えるのも大変です。また、医者の少ないマラウイでは常に適切な治療が受けられるとは限りません。ちょっとまずいと思ったら、とにかくまずパナドールを飲んで休む。だいたいはこれで症状が緩和されて2,3日すると通常の体調に戻ります。
バファリンは途上国では要注意
解熱鎮痛剤というと日本ではバファリンが有名ですが、医療関係の方に話を伺うと、バファリンやアスピリンのような非ステロイド性抗炎症薬は、血小板の数を下げて血液をさらさらにする効果があるので、マラリアやデング熱のようなウィルス性の病気の流行国での服用には注意が必要だそうです。特にデング熱はデング出血熱に発展する事があるので、デング熱の疑いがあるときはバファリンは飲んではいけません。日本で売っている頭痛薬だとタイレノールがパナドールと同じアセトアミノフェン系です。マラリアやデング熱が流行しているアフリカをはじめとする途上国へ旅行するときには、バファリンではなくタイレノールを持参した方が良いようです。ちなみにマラウイはマラリア流行国ですが、デングはありません。
現地の風邪には現地の薬が効く?
日本から葛根湯やルルなどを持ってきて体調が悪い時に飲んでいましたが、正直、あんまり効果は感じられませんでした。でも、パナドールは効くような気がします。体調悪くてもパナドールを飲んで寝てしまえば、だいたい翌日、楽になってます。
やっぱり現地の風邪には現地の薬が効くのでしょうか。それとも気のせいでしょうか。