国籍と偏見

こちらにいると、「チャイナ！」とか「ニーハオ！」とか「チョンチン」などとよく声をかけられます。中国は仕事で住んでいたこともあり自分の好きな国の一つなので、始めは「ニーハオ！」などと返していましたが、そもそも自分は日本人だし、悪意を感じるような声のかけ方をする人が多いので、最近では「I am Japanese!」と返答しています。周りの日本人の話を聞いても同様の状況のようで、やはり中国（とくに"チョンチン"とか"チンチョン"とか）と声をかける人達は、中国人に対する悪意があるようです。背景としては中国人に地元のビジネスを取られてしまっている事があるようです。子供のいる前でも親がそのような事をすると子供が真似するので、子供がいる場合、なるべく無視せず自分は日本人だと伝え発言を改めさせます。こちらがキチンと対応し自分が日本人だわかると相手の対応も変わるので不思議です。 中国にいたころも思い返せば日本人だという理由でタクシーに乗せてもらえなかったり、マッサージ店でマッサージ師に罵られたり、旅行のツアーで一緒になった中国人に冷たいというか感じの悪い態度を取られたりしたこともありました。でも、こういった人たちはごく一部で、大部分はマラウイ人も中国人はいい人ばかりだし、どちらも大好きな国です。ただし、こういった経験を思い返すとやっぱりうんざりします。 ごく一部の人たちの誤った行動のせいで、その国の印象は悪くなります。

特定の国に対して偏見を持ち何も知らない相手を罵る事で自分自身が重要であると優越感に浸れるのでしょうか。自分が生まれた国というのは努力で修正できるものでも、すべきものでもありません。自分の生まれた場所に誇りを持って愛している人が大部分です。これは一部の日本人にも言える事ですが、特定の国を差別したり罵ったりすることは恥ずべき行為です。

人を国籍で差別しないというのは当たり前の事ですができない人もいます。当たり前の事を当たり前にできる人が一流です。偏見をもった人間を反面教師に、自分も一流の人間になれるように精進していきます。

朝　食べず。昼　チップス（200k）とサモサ（70k）とコーラ（150k）とドーナツ（100k）、夜　パンにブルーチーズやマーマレードを塗って食べたり、コーラやファンタを飲んだり。ちょっと、食生活が乱れてきたので気を付けよう。